ー EPAを使用して輸入するお酒の関税を下げる - 初めまして、中野です。お酒の貿易ビジネスをやってます。 僕のノウハウが御社のお役に立てば嬉しいです。 『最初は面倒くさいけど¥のメリットが大きい』 というのが、EPAを数年前初めて利用した僕の印象です。 このサイトに辿り着いたあなたは僕と同じように輸出・輸入をされているのではないでしょうか?そして、自社の為、又はと取引相手の為に関税を下げた形で貨物の通関をしたいとお考えですよね。いや~調べれば調べるほど説明文は出てくるけど、実務的な話が出てこなくて大変ですよね。EPAについて調べると、同じような内容が書かれたPDFが沢山出てきて、もう内容をチェックするのも嫌になります。。。 僕達は2006年創業のコンサル会社で、その後2012年からお酒をメインに扱う貿易業務も開始しました。貿易を始めた理由は、大学を卒業してアメリカから帰国後、殆ど英語を使っていないのが勿体ないと思ったのと、お酒の輸出入は難しそうだったのでチャレンジしてみたかったからです。まずライセンス取得に悪戦苦闘しましたが、取得してからは良いビジネスになってます。 EPAを使う場面: 輸出時:例えば清酒・焼酎を輸入相手国で関税を下げる、又は0にする もう何年にも前になりますが、「タイへ清酒・焼酎を輸出するのをコンサルしてほしい」というお話がありました。勿論EPAを使って現地で輸入する為です。同様にベトナムもやりました。ベトナムの方は現地通関時に税関がとても意地悪だったのでEPA用の特定原産地証明書の記載内容に文句を言われて、まずは関税を100%払え!となった事もあります。その後キャッシュバックするから・・・という話で。半年後ぐらいでしょうか?一部だけが戻ってきましたが。。。いずれにせよ、日本からの輸出時に商工会のシステム上で登録した商品の原産性の判定依頼をし、OKが出ればEPA用の原産地証明書をもらう事が出来ます。簡単に書きましたが、かなり面倒な登録・発行なので悪戦苦闘は確実です!また商工会の方が親切な方なら良いですが、塩対応の場合も多いので事前にそういうもんだと思っておきましょう! 輸入時:例えばワインをヨーロッパから輸入し関税を0円にする 2019年2月よりスタートした日本とEUのEPA(Economic Partnership Agreement)。今回のEPAの目玉は最初から関税が「0円」になる事ですね。他の国々の場合ですと段階的に0%になっていくというのが一般的です。(例えば10年かけて15%だったのが0%へ減っていくというような感じ。)もしもEU圏内から酒類を輸入するのであれば、EPAを使用しない方が勿体ないです!ここでコストを落とす事が出来ます。このEPAを使って関税を下げる話ですが、EUだけの話ではなく、日本とEPAを結んでいる国であれば他の国からの輸入時にも勿論使えます。ただし、EUJAPAN EPAと異なる内容になるはずですので、まずは相談してください。 既にお気づきと思いますが・・・、 このEPAを使う為の書類の準備は簡単じゃない!! ■ そーです… ネットで調べても・・・、 特に実務として使えそうな情報がありませんね。当たり障りのないPDFだらけ。 → ネットで調べて分かる程度の簡単な話じゃないって事ですね。分かる人・出来る人に相談する方が近道。 乙仲さんに聞けば良いかと・・・、 って思っている人が多い。聞いてみてください、拒否されると思います。 → 一般的には、通関担当者は資料作成代行は行っていません。お客さんが集めた情報を税関へ提出するのが仕事。 そんな彼らに関税を下げる為の書類準備をお願いするのは、ちょっと難しいのが実情です。 輸出者がやってくれるかと・・・、 輸出相手国の関税について理解されている輸出者はあまりいないでしょう。 → 取引相手の輸出者なら何か分かるかも?と思われるかもしれませんが、 輸入者の日本人でも分からない事を外国の方に期待するのは難しいでしょう・・・。 こんなサービスがあります! 貨物が日本に到着する前の段階で「おおよその関税額+酒税+消費税」をお知らせします。 通関担当者へ渡して頂くEPA用の書類を準備します。生産者のお力が必要になります。 次回以降、ご自身の会社内でEPA用の情報収集が出来るように、雛形一式をお渡しします。 このEPAコンサルサービスは一案件8万円(税別)となります 果実酒(ワイン)・スパークリングワインの対応可能 国によってはスピリッツ等の酒類の対応も可能な場合があり 一回の輸入時の取り扱い商品数は基本的に5品まで(それ以上の場合見積もります) 【急ぎの場合】・・・土日祝日対応する事も可能。 ※ EPA対応だけではなく、輸入全体の貿易実務コンサルが必要という方は詳細(空輸・船便・原産国・何の酒か?等)をお知らせください。 事例:実際に関税を下げられたお客さん フランスから1,428本のワインを輸入 果実酒を1308本、スパークリングを120本、フランスよりReeferの混載便で輸入されたお客さんです。今回が初めての輸入との事でしたが早い段階からご相談頂き、貨物が現地を出航する前の段階で輸入通関に必要な情報を揃えました。EPAに関しては初めてのワイナリーさん(生産者さん)でしたが、こちらの希望通りに動いてくださり無事に関税0円で輸入許可を取る事ができました。金額にして約13万円分お得になりました。 中野コメント: こちらの輸入者さんは、ワインの輸入自体が今回初めてというお客さんでした。最初に相談を頂いた時から僕の方でEPAを活用して関税を0円に下げるやり方で行きましょう!と提案させて頂き、合計4社のワイナリーにもご協力頂きました。僕の方で事前に税関へ何度も相談をして「確実に関税が下げられるように・・・」と細かな個所をよ~く確認して準備を進めました。そして輸入許可がおりた際に「関税の箇所が0円」となっているのを見た時はとても嬉しかったです! 合計134,232円のセーブでした。 ※コンサル費代がかかったとしても、セーブした関税代の方が大きいので最終的にお得でしたね! フランスからシャンパンの輸入 シャンパーニュ地方からのシャンパンの輸入をされるお客さんをサポートしました。実は以前にも輸入サポートを受けたお客さんだったのですが、今回初めてEPAを使用して輸入してみたいという事でリピートのお客さんです。 輸入者へ質問: やはりEPAを使うとメリットを感じますか? 実際に輸入するまでは、一本あたりの金額を考えると「まぁ大した額でもないかな」と正直思っていましたが、実際にインポートしてみると決して小さな額ではなく、とてもメリットであると感じました! 輸入者へ質問: 次回以降は自社でEPA用の情報収集が出来そうでしょうか? ご教授いただきましたことと資料で是非チャレンジしてみたいと思います! 中野コメント: 輸入するシャンパンも関税を0円にした形で輸入許可を受ける事が出来ました。今回のケースで気を使ったのは、早い段階でEPA用の情報を生産者から入手する事でした。空輸で手配した貨物だったので、成田での輸入通関に時間が掛かると「保管料」が高額になります。それを避ける為にも事前に準備態勢を整えるのがポイントでした。輸入者さん、生産者さんの両方が積極的に動いてくださったので貨物が到着する前の段階で全て必要な情報が揃い安心して通関へ進む事が出来ました。またコストを更に下げる為に、輸入者さん自らが成田でラベル貼作業を行い、更にそのまま貨物を引き取る事をアドバイスさせて頂きました。実際にその様に動いてくださり、国内コストもかなり削減する事が出来たので良かったです。 イタリアから6商品のワインを輸入 こちらの輸入者さんは、去年スペインからの輸入を2回、今年このイタリアを含めて3回の、合計5回分の輸入をサポートさせて頂きました。写真のワインはイタリア産で、輸入許可がおりて直ぐに試飲用として送ってくださいました。こうやって実物を目にすると、達成感もあり嬉しいです! 輸入者へ質問: やはりEPAを使うとメリットを感じますか? Coming soon 中野コメント: EUと日本のEPAを使って輸入するサポートのイタリアワイン第一号になりました。これまではフランスやスペインのサポート経験はあったのですが、今回イタリアを対応する事が出来て良かったです。生産者さんはあまり輸出のご経験が無く、当初は少し苦手意識があったかもしれませんが、とても親切に動いてくださいました。書類へ記載して頂きたい文言や、日本語ラベルの手配等、こちらサイドから色々とお願い事があったにもかかわらず、1つ1つ丁寧に対応してくださいました。そのお陰もあり、輸入通関はスムーズに進み、勿論関税は発生しませんでした。 よく頂く質問と、その答え 【質問】・・・関税ってEPAを使わなければ結構高額ですか? 【答え】・・・ご存知の方も多いかと思いますが、ワインの話をすると関税は「価格の15%、125円/L、67円/L」のどれかが当てはまります。スパークリングは「182円/L」ですね後はどれだけの本数を輸入するか!?が最終的な関税額に影響してきます。僕たちの印象ですと、低価格ワインの場合、関税がのる、のらない、は大きな影響があり、高額商品になれば、そこまで大きなインパクトがないという印象があります。勿論、輸入の際のコスト削減を考えればEPAを使って関税を下げる、又は0円に出来ればコスト的には大きいので、このやり方を身につけるのは会社にとってメリットが大きいと思います! 【質問】・・・相談後、依頼者(お客側)は何をしますか? 【答え】・・・輸入するお酒の品数、価格、本数が決まっていれば最初に僕達へそれら商品情報をお知らせください。次にコストシュミレーションを行い、関税・酒税・消費税の予想額をお知らせします。次に、僕たちの方で用意する書類や情報を生産者(輸出者)さんへご案内してください。書き方サンプルもお付けするので、どの様に対応するか?は簡単に分かると思います。そして生産者からご対応頂きましたら、入手した書類を僕たちにお見せください。内容をチェックし、問題が無ければ輸入通関担当者へ情報を渡し、申告へと進みます。 【質問】・・・関税を下げるやり方は自分達でも出来ますか?? 【答え】・・・『是非、自分達で出来るようになってください!』僕達のこのコンサルサービスは初回は一緒になって動きますが、2回目以降はご自身の会社内で全てが出来るようになって頂くのが趣旨になります。ですので、初回の通関が無事に終わり関税を下げる事が出来たら、次回以降の為の簡単なレポートをお渡しします。これを見れば、次回輸入時に何から手を付ければ良いか?が分かります。。 【質問】・・・どんなお酒でも関税を下げられるのでしょうか? 【答え】・・・これは注意が必要です!EPAを使える相手国と言っても、そもそも関税がかかっていない酒類もあります。ですので、まずはどこの国から、何の酒を輸入する予定なのか?をお知らせください。僕たちの方でお調べして関税の有無をお知らせします。 【質問】・・・空輸する時もEPAは使えますか? 【答え】・・・空輸の場合は短時間で日本に貨物が到着するメリットがありますが、その分事前の準備がより大事になります。お勧めは輸入通関で使用する全ての情報を事前に入手し、揃った段階で現地側へ輸出のGOサインを出します。貨物が日本に到着する前の段階で、通関担当者へ必要な情報を全て渡し、必要に応じて各種申請も済ませる事で時間を無駄にする事なく、スムーズに輸入通関を迎えられます。急ぎのお客さんにお勧めのやり方です。慣れてないと難しいかと思いますが。 【質問】・・・メキシコからテキーラ、メスカル、ソトールの輸入を考えていますが、サポート頂けますか? 【答え】・・・勿論、メキシコからの輸入酒類のサポートは可能です。蒸留酒の輸入はワインに比べて少し難しいかと思います。普通に輸入通関を出せば(EPA関連情報抜きの場合)、関税率は17.9%になります。ですのでプレミアムテキーラ等を輸入する場合は、結構高額な関税額になっていまいますね。 【質問】・・・EPAはどの国が対象になりますか? 【答え】・・・日本とEPAを結んでいる国は「シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ、インドネシア、ブルネイ、 フィリピン、スイス、ベトナム、インド、ペルー、オーストラリア、モンゴル、EU(EU国情報はコチラを参考に)」になります。 勿論、全国対応 お気軽に「045-534-9274」へお電話ください。 中野コメント: 『最初はネットで調べれば自分で何とか出来ると思ったんですけど、何万円もの関税がかかってくるので安全に進めたいと思って・・・』 と、おっしゃるお客さんからのご相談が殆どです。調べたけど、曖昧は嫌だというお気持ち、よく分かります。 EPA用の書類準備は直接私が対応しますので、ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。