フランスから輸入するワインにEPAを使う! 今年の3月にご相談を頂いたお客さんのワインが無事に関税無しで輸入出来ました! まず輸入量を決める為に少量を空輸して、輸入者のお客さんに試飲をして頂き、商品選定をしました。 その結果、4ワイナリーを選び、商品数は合計で14アイテムに。 次に各ワイナリーへトラックでワインを引き取りに行く手配をし(EXW)、その後定温コンテナにワインを入れて 日本まで輸送してきました。到着は東京港になります。フランスの港から東京港までは約1ヶ月半程度の時間がかかりました。 今回は、貨物の量は4パレット程ですが、それぞれの商品がある程度高めの商品だったので、 Invoice valueのトータルは結構結構でした。 ですので輸入者さんとしても、破損等も無く無事に東京に入ってきた欲しいという気持ちが強かったと思います。 現地の港を出航してから約2週間の間に、今回の輸入通関に必要となってくる全ての情報を集めました。 事前に僕たちの方で作ったフォーマット(書類)を生産者へお渡しし、若干の微調整をして、サインをして頂きました。 14商品分の通関用の情報ともなると、結構な情報量になってくるので上手に管理しないと大変な事になりますね! ですので、細かくオーガナイズして、ポイントをチェックして管理しました。 「今までの輸出でこんな書類準備した事ない!!」 なんて、言われたり、 「中野が作った書類は自分のワイン造りと異なるからサインなんか出来ない!!」 なんても言われたりもありましたが、最終的には何とかなりました。 コチラで用意した書類は100%そのまま使用して頂いても問題ないのですが、 勿論若干の追記・編集が必要なのですが、ミスコミュニケーションだったのか? ちゃんと話が伝わっていないような気がしました。ここは輸入者さんと生産者さんの間でのコミュニケーションなので僕は何とも言えませんが・・。 ま~ま~、海外とやり取りする時は「主張」が出てきて当然なので、こういうのも驚かずに物事を進めるのみ。 最終的に必要な情報が6月半ばには揃ったので良かったです。 その後僕の方で全ての情報をチェックし、通関担当者へ各ワイナリ毎にフォルダ分けして情報を送りました。 担当者さんからは、何点かEPA関連について質問をされたのですが、 「このまま出してもらえれば、通るので大丈夫です」と伝えて、税関へ提出してもらいました。 僕たちの方も事前にか~なり調べて、税関ともやり取りをして情報をまとめあげているので、 自信を持っての申請書類になります。ですので、まずは自分たちのベストと思う状態で出してみたい訳です。 結果ですが、、、、 狙い通り、関税は0円となり、金額にして約13万円のコストセービングとなりました。 YEY!!