EPA用の原産地証明書を用意して輸出・輸入? あなたは日本製品をEPA相手国へ輸出しようとしていますか? それとも・・・、 海外からEPAを活用して関税を下げた形で日本に貨物を輸入しようとしていますか? 輸出・輸入、どちらであってもポイントになってくるのは、Invoice上の商品の原産性を明確にしているエビデンス。 一般的には「原産地証明書」を証明資料として輸入通関をする税関へ提出し、関税を下げてもらうというのが流れですね。 この原産地証明書ですが、商工会議所等で原産性を判定してもらい認められると正式に発行されるものと、 判定とかそこまではやらないけど、自己申告の内容を元に発行される証明書がありますよね。 その他、自己申告で「これは自分の国で作った原材料を使って作った商品です」のような宣言を原産品申告書に書いて、 それに生産者がサインをして輸入国の税関で関税が下げられるやり方もありますね。 慣れてしまえば難しくない話かもしれませんが、EPAを使うのが初めての場合は結構悪戦苦闘するかと思います。 まず、調べても、調べても、調べても!なかなか使える情報に出会わない!! どこかに電話しようと思っても、一体どこの誰に電話すれば良いのか?が不明だったり、たらい回しにされたり・・。 と、まあ最初からスムーズに出来る人はいないと思います。 僕も少量の焼酎を輸出するだけだったのに、か~なり時間をかけて調べました。 その後、商品アイテムを増やしていって、色々とトラブルを乗る超えて出来るようになりました。 後は、大事なポイントを忘れてしまう事もあるので、出来る限り一連の流れをメモして残しました。 日本への輸入の際にEPAを使って関税を下げたい 輸入する際は、必ず税金計算がありますよね。お酒で言えば、関税・酒税・消費税がそれですね。 相手国にもよりますが、EPAを使う事で関税をそもそもの%から下げたり、場合によっては0%にする事も出来ます。 物量が沢山ある場合(例えばFCLサイズ)ですと、この1商品1商品にかかってくる関税が積み重なって大きな金額になってきます。 この関税の金額を下げる事が出来れば、流通価格・小売価格も下げれるかもしれないですし(自社の利益も増やせる?)、 魅力的なお話かと思います。 こういった関税を下げるやり方は、大きな会社がやる事などと考えずに、これから輸入ビジネスへ参入する小規模な事業者でも、 EPAを活用したいのであれば、積極的にトライする事をお勧めします! 最初は難しいと苦手意識を持たれるかもしれませんが、数をこなしていけば「ポイント」が分かってきて、 毎回EPAを使うメリットを得たいと思うはずです。 EPA用の原産地証明書関連の情報は中々ないので大変です!!